卒業、そしてアフターケアへ

4月1日、いつものように午後の訓練を終えて協会に帰って来た私。 あきさん、少し時間をいただけますか?
と訓練士のMさんに言われました。 何だろう。
明後日から、アフターケアに入ります。 今日の歩行状態を見ていても、それほど問題はありません。
うまく行かないのが当然なので、今度は自宅で歩けるようにしてくださいね。
今日の夜から、荷物を纏め始めてくださいね。
明後日の朝8時30分には協会を出発します。
部屋に帰って、荷物を纏め、家に連絡しました。 明後日に帰るよ。
一人で帰って来るの? 訓練士さんに送ってもらえるから大丈夫だよ。
などと話しました。

2002年4月3日、共同訓練を終えて、アフターケアに入りました。
協会を出る時には、使用者証をいただいて、職員の方に見送っていただきました。 本当にお世話になりました。
くれぐれも事故を起こさないように、安全に歩いてくださいね。 慣れて来たら、協会まで遊びに来てくださいね。
と所長さんと握手をして協会を出発しました。

家に帰ると祖母が待っていました。 あら、目が大きいわんちゃんだねえ。
上がってきても良いよ。 おとなしいねえ。 などなどと珍しそうにワイズを見ていました。
訓練士のTさんに、排泄場所を決めてもらい、排泄をさせました。 少し時間がかかりましたが、初めてな場所ですので、仕方がありません。
慣れて来ると、それほど時間もかからなくなると思いました。 それから、ケージを組み立ててもらい、実際にワイズを入れて見ました。
落ちついているので、大丈夫ですね。 と言うことで、安心しました。

そして、歩行訓練に入りました。 家の周りをほとんど歩いたことがない私は、バス停までワイズと歩いてみました。
あらもうバス停なの? 杖で歩いていた時はもっと時間がかかったのに、ワイズと歩くととても速く到着しました。
安全に歩ける所が少ないですね。 バス停を通る散歩コースにしましょうか?と言うことで散歩コースを歩きながら道の状況を説明していただきました。

2日目は、触地図を作っていただいて、それを見てから出発しました。 昨日よりも道の状況が解りました。
役所に手続きに行って、獣医さんに挨拶に行きました。 それでは道の状況も解っているようですし、後はワイズと頑張ってくださいね。
今日でアフターケアを終了します。 何か在ったら連絡くださいね。
と言うことで、訓練士さんは協会へ帰って行かれました。 今日からなんだか不安だなあ。
でも、少しずつワイズとの生活に慣れて行こうと思いました。


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