福との思い出その3

1999年には仕事を止めていた私は、福と過ごす時間が多くなりました。
私の靴を片方ずつ部屋の前に持ってきて、揃えておいてあるのです。
だあれ。
こんなところに靴を持ってきて。
わん。
と福が言っているのです。
そして、どこかに行きたいなあ。
と言う感じです。
仕方がないので、バス停まで5分ほどの距離を歩きました。
後は、道が解らないので歩くことが出来ませんでした。

2000年4月、福の元気がありません。
どうしたのかなあ。
と獣医さんにつれて行きました。
腎臓が悪くなっています。
生まれたときから、良い状態ではなかったのかも知れません。
と言われました。
薬をいただいて帰って来ましたが、祖母は福の傍で過ごしました。
食欲がなくなり、4月27日の朝、亡くなりました。
まだ3歳でした。
福、ごめんね。
ドックフードを食べさせれば良かったのかも知れないけど、みんなと同じ食事を食べていたから、体を悪くしちゃったんだね。
誤っても許してもらえないと思うけど、本当にごめんね。

福が亡くなった後は、ワイズが来るまで犬を飼うことは出来ませんでした。
でも、わんちゃんとお散歩されている方を見ると、わんちゃんに触らせていただくことはありました。
今も、シーズー犬を見ると、福と重なってしまうことがあります。
福の写真もないので、とても残念に思っています。
ペロも福も、天国で幸せになっていると良いです。


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